HP製の2in1Windowsタブレット(前編)

自宅用に富士通製の15.6インチのノートパソコン を所持している。
これは6年前に購入したもので、CPUにCore 2 Duoを搭載し、Blue-ray Discドライブも内蔵、店頭で14万円の値札が付いていた、当時にしてはハイエンドモデルと呼ばれたノートパソコンだった。当時にしては、であるが。
今ではもっと高性能なCPUを搭載したパソコンがもっと安く買えるらしいからすごいよなぁ。

高校時代、そして大学時代、帰宅したらほぼ毎日必ず起動しており、Officeやネット・メールだけでなく、DTMやプログラミング、動画作成など、かなり使い込んでいるものだが、今でもこのノートパソコンは特に不調な点もなく、まだまだ現役で戦えそうなほど快調である。
ここまで長寿命だとさすが国産、と言わざるを得ないほど。そしてさすが富士通。
ちなみに価格.comでこのノートパソコンを調べてみてもレビューは4.69と非常に高い。
次に自宅用パソコンを買う時も、きっと富士通だろう。

ただし、このパソコンは2.8kgと結構どころか相当重い。まあそりゃ持ち運びはほとんど想定していないパソコンなので当たり前だけど。
しかし最近になって、外で勉強する機会が増えたのもあり、外出時にも気軽に持ち運べるパソコンが欲しくなった。
そこで今回、新しく外出時用のパソコンを購入しようと。


パソコンを選ぶ上で重要となるポイントは人によりけりであることは言うまでもないが、自分が今回選ぶにあたって最も重視したかったのは何よりも携帯性である。
すなわち、小さくて、軽いこと。

その条件で見ていくと、ノートパソコンよりもタブレットのほうが合っているのでは・・・?という結論に辿り着いた。
また勉強用ということで、キーボードが付属しているものがよい。最近流行り(?)の2in1タブレットである。
※2in1タブレット:タブレット本体と専用キーボードが付属した製品。

これらの条件に加え、価格および付属ソフトウェア等を考慮し、以下の条件で探すことにした。

・10.1インチ程度
・1,000g(=1kg)以下
・専用キーボードカバー付属
・Microsoft Office付属
・5万円程度

ここまでの条件に合いそうなものを探し、最終的に以下の4つにまで絞り込んだ。

HP Pavilion x2 10-j022tu / Pavilion x2 10-j023tu
hp10x2s

・Lenovo yoga tablet 2-10 with windows 1051F
yoga2w10s

・MSI S100-008jp
msis100s

・iiyama 10P1100T-AT-FS
iiyamatabs

 
MSIとiiyamaのものはキーボードのデザインおよびキーボードとタブレットを接続する端子の形状が非常に似ている。
どちらかの会社が作った物をもう一方の会社が仕入れているのだろうか?
ただし、キーボード以外の部分は結構異なっているようだ。

以下、簡単な比較。

HP
Pavilion x2
10-j022/023
Lenovo
yoga tablet 2-10
with windows
MSI
S100-008jp
iiyama
 10P1100T-AT-FS
OS Windows 8.1 update Windows 8.1 with Bing Windows 8.1 with Bing Windows 8.1 with Bing
画面
サイズ
10.1インチ 10.1インチ 10.1インチ 10.1インチ
解像度
1280×800

(WXGA) 

1900×1200
(WUXGA)
1280×800

(WXGA)

1280×800

(WXGA)

CPU Atom z3745D
(1.33GHz/4コア) 
Atom z3745
(1.33GHz/4コア) 
Atom z3740D
(1.33GHz/4コア) 
Atom z3770D
(1.50GHz/4コア) 
ストレージ 32GB eMMC 32GB eMMC 64GB eMMC 64GB eMMC
メモリ 2GB 2GB 2GB 2GB
Officeソフト
Microsoft Office

H&B 2013

Microsoft Office

H&B 2013

Microsoft Office

H&B 2013

Microsoft Office

H&B 2013

USBポート
USB3.0×1

MicroUSB×1
(充電兼用) 

MicroUSB×1
(充電兼用)
MicroUSB×1  USB3.0×1 (?)
MicroSD
スロット
MicroSDXC対応
(128GBまでOK) 
MicroSDHC対応

(32GBまでOK)

MicroSDHC対応

(32GBまでOK)

?
充電ポート MicroUSBポート MicroUSBポート 2.35mm DCポート ?
連続使用
時間
11時間45分 15時間 7.5時間(※1) 6時間30分
キーボード
接続方法
物理接続 Bluetooth接続 物理接続 物理接続
重さ(※2) 930g 934g 890g 990g
価格(※3) 47,600円 45,000円 43,200円 54,000円

(※1)バッテリー容量から推測。詳しくは後述のレビューにて。
(※2)タブレット本体+専用キーボードの重さの合計。
(※3)購入検討時の店頭における最安価より。初期不良も考え、直販以外の購入手段がないという事情がない限り、家電量販店での購入を検討していたため。

このように見ていくと、各機種、似ているようで強みが違う。
全機種に共通するポイントとしては全機種CPUにIntel atom(Bay-Trail)を搭載しており、いずれもプロセッサ・ナンバー(z34xxの部分)が異なっているが速度的にはほとんど差がないと感じた。
また、Bay-trailの進化版といえるCherry-Trailの出荷まもなく、といったニュースもあり、もう少し(と言っても数ヶ月単位だが)待てばこちらの進化版を搭載したタブレットも購入できるかもしれないが、今買って今使いたいのでCherry-Trailは見送ることに。

それぞれ店頭で触った感じのメリットおよびデメリットは以下の通り。
なおiiyamaPCのタブレットについてCPUの性能がこの中で頭抜けており、また国産パソコンということで期待していたのだが、店頭に在庫がなく、販売店の方いわく完売済みで今後入荷予定がないということなので、惜しくも今回の購入候補から外しました。

HP Pavlion x2 10-j022tu / HP Pavlion x2 10-j023tu

メリット デメリット
・バッテリー持ちが良い。

公称11時間45分。毎日充電せずとも、二日に一回程度の充電で事足りると思われる。

・USB3.0端子を備えている。

OTGケーブルを使用せずともUSB機器が使えるのは便利。

・ステレオスピーカー搭載。

音質に関しては未確認だが、よくあるモノラルスピーカーのタブレットよりは間違いなく音はいいはず。
(2/18追記:スピーカーの音質は微妙。かなり高音がきつく、耳が痛い。これはデメリットのほうに移すべきだろうか。なおイヤホンを接続した場合は十分な音質である)

・専用のキーボードを付けて使用する際、タブレット側の角度が調整できる。

この手の2in1PCはキーボードを使用する際に画面の角度が固定であることが多い。
合っていない角度で長時間使用すると肩が凝ったり腰を痛めたりしやすいので、これはとても助かる仕様。

・付属キーボードにドライバが入っている。

そのため、タップクリックのオンオフや、二本指での画面スクロールなど、Windows8.1で共通化されたジェスチャが利用可能。
また左利き/右利きの切り替えができるというのは左利きの人にとって大きなポイント。 

・ストレージ容量がやや少ない。

64GBあると嬉しかった。

・若干デザインが好みではない。

タブレット本体および付属キーボードの角がちょっと丸すぎるかな、と。個人的にはもう少し角ばっているほうがいいと思った。

・タブレット前面にWindowsボタンがない。

これは不意なタッチによる誤作動がないという意味でメリットと考える人もいるが、個人的にはあってほしかったなと。

・ややタッチパッドが使いにくい。

滑りがよく、クリックしたときにポインタの位置がずれてたり、誤反応が多い。
(2/18追記:タッチパッドについては慣れれば全然問題なく使えると感じた。ただし相変わらずタッチパッドの誤反応はある。) 


Lenovo yoga tablet 2-10 with windows

メリット デメリット
・解像度が高い。
とにかく画面が飛び抜けてキレイ。
これを見てから他の機種を見ると明らかに画質が低く見えてしまうほど、この機種の画面はキレイなので、是非店頭で見てみてほしい。

・バッテリーの持ちが非常に良い。

一日数時間程度の利用なら充電せずとも3日間は持つと予想できる。
・形状が独特で、色々な使い方が可能。
自立するし、壁にも掛けられるし、キーボードを付けて使用する際もタブレット側の角度を自由に変えられるので非常に便利。

・タブレットとしては桁外れの音質の良さ。

ステレオスピーカーおよびドルビーサウンド搭載で、他のタブレットとは低音域~注音域の厚みが相当違う。
・ストレージ容量がやや少ない。
64GBあると嬉しかった。
・キーボード接続方法がBluetooth接続である。
そのため、キーボード側にも充電が必要。また電波が干渉する場所などでは誤動作する可能性もある。

※ただしBluetooth接続に関しては、メリットと考える人もいる。その理由として、タブレットとキーボードの距離が自由である、物理的な接触不良の心配がない、などである。
なお私が付属キーボードについてBluetoothよりも物理コネクタによる接続が良いと一番の理由は、キーボードの充電が不要というずぼらな性格ゆえのものである。

・バッテリーが公称ほど持たないというレビューも。

MSI S100-008jp

メリット デメリット
・ストレージ容量が安心できる。
32GBだとやや少なく感じるが、64GBあるので容量を意識せず使えるのは大きい。
・デザインが好み。
このぐらい角ばっているほうが個人的に好き。またキーボードを接続したときの見た目が一番パソコンっぽい。また裏面もアルミ削り出しでカッコイイ。
・キーボードおよびタッチパッドが使いやすい。
とくにタッチパッドは摩擦がいい具合で、正確にポインタを移動できる。また左右クリックのボタンが独立している。
キーボードもこの薄さとは思えない打鍵感。
・今回候補に挙げた中では一番安く、一番軽い。
またCPUをz3735Fへとワンランク落としたAmazon限定モデル(S100-009jp)というものもあり、こちらは37,800円まで値段が下がったりすることも。
・右に挙げたデメリットを除けば取りたてて不安な点がない。
ほとんどが平均点以上のお利口さんというところか。
 
・専用のキーボードをつけて使用する際、タブレット側の角度が固定である。
専用のキーボードカバーでは画面の傾きが自由に変えられない。結構90度に近く、上から見下ろすように画面を見るのには向いていない。

・バッテリーの持ち時間が不明確。

カタログにはバッテリー容量7,500mAhとの記載のみであり、上述の7.5時間というのは似たバッテリー容量を搭載した他の機種と比べての予想にすぎない。

・本体とキーボードの接続が不安定?

店頭で試した限りではあるが、入力中に文字を認識しなくなることが何度かあった。ただしこれは店頭の展示機のみの不具合かもしれないため、要確認。

・タッチパッドにドライバが入っていない。
Windows8で共通化されたタッチジェスチャが使えないのはもちろんだが、右利き/左利きの切り替えができないのが個人的につらいところである。 

yoga tabletの高解像度と高音質スピーカー、そしてバッテリー持ちは非常に魅力的だったのだが、検討の結果、やはりキーボードがBluetooth接続であることが最後まで納得できず、泣く泣く候補から外すことに。
実はyoga tabletは初代の8インチモデルを持っていてこれらの魅力的な点を十分体感していたので、贔屓にしていたのだが用途が用途なため、高解像度や高音質といったエンターテイメント要素よりもキーボードの使いやすさ優先にしました。
yoga tabletの後継品の専用キーボードが仮に物理接続になったりすることがあれば、間違いなく買うと思います。

そして数十~百グラム程度の重さの違いであればほとんど誤差であると考えれば、次に重視したかったのは電池持ちであったこと、またフルサイズのUSB端子を備えていることなどからPavlion x2 10-j000を購入することに。
さっそく購入したタブレットを使用してこの記事を書いているが、なるほど慣れると使いやすい。

そして最近のCPUはすごく性能がいいことに驚いた。とにかく早い。昔14万円で買ったノートパソコンと比べても速度的に全然劣らないどころか、むしろ早く感じる。もちろんcore iシリーズなどと比べれば全然遅いのだろうが、メール、ネットおよびOfficeソフト程度の使用目的なら全く違和感がない。
時代の流れとともに技術の進歩も進んだんだなぁと思った。
5万円でOffice搭載かつこの性能の4コアCPUを搭載したパソコン(正確にはタブレットパソコンだが)が買えるなんて、すごい時代になったものだ。

ちなみに先ほど挙げたデメリットについては、以下のように考えていこうと思う。
・ストレージ容量:microSDカードで増設。なんとこの機種のカードスロットはSDXCにまで対応しているため、128GBのmicroSDまで利用できるようだ。
・ デザイン:慣れれば、まあこんなものだろうと思う。
・タッチパッド:購入してから2時間ほど弄っているが、慣れれば中々使いやすいと思った。
・Windowsボタン:慣れれb(ry 

 今回購入したhp pavilion x2 10-j000の詳細なレビューは後編でまとめたいと思います。

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