Cherry Trail搭載のWindowsタブレットが少しずつだが各社から発表されてきていて、新製品の情報を探す楽しみが増えて嬉しい今日この頃。
その中でも私自身が特に注目しているのが、2in1タブレットと言われる分野の製品だ。
もうこのブログでは散々何度も書いているが、2in1タブレットとは、タブレット本体と専用キーボードがセットとなっている製品であり、合わせて使えばノートパソコンとして、分離すればタブレットとして使える製品群の総称のことである。
今回、この分野の製品について色々調べてきて情報が貯まってきたので、これまで発表されたCherry Trail搭載2in1タブレットの情報を一度整理してみようと思う。
新しいものが発表され次第、追記していく所存なので、2in1タブレットを検討する際に参考になれば幸いである。
【すでに発売中の端末】
ASUS TransBook T100HA
OS | Windows 10 Home (64bit) |
画面サイズ | 10.1インチ |
解像度 | 1280×800 |
CPU | Atom x5 Z8500 |
ストレージ | 64GB |
メモリ | 2GB |
公称連続使用時間 | 11.3時間 |
充電ポート | USB-C |
重さ(キーボード込み) | 1.08kg |
発売日 | 2015/09/18 |
最安価格(2015/09/22現在) | 49,459円 |
その他の特徴 |
ASUS公式ホームページ
Amazon.co.jp
価格.com
T100TA、T100TAM、T100TAL、T100Chiなどなど、2in1タブレットPCをこれまでに幅広く手がけてきたASUS。
新世代のCherry Trail搭載機については現状ほとんどのメーカーが未だ発表のみで発売に至っていない中、いち早く登場した新製品がASUSのT100HAだ。
新しいMacBookが搭載したことで話題となったUSB-C、11時間使用可能なバッテリー、1080グラムという軽さと、トレンドを押さえつつも必要十分な性能ながら、価格も手頃なラインをついている。
カラーもシングレー、シルキーホワイト、アクアブルー、ルージュレッドの4色と多く展開されているのもポイント。
ただし、ルージュレッドは、その名の通り口紅のようなピンク色に近く、男性向けの色とは少し言い難い色だと感じた。そのため、もし男性でルージュレッドを検討しているのであれば確実に現物を見てから購入したほうがよいだろう。
個人的に若干ながら惜しいと思うポイントは、解像度とメモリ。
今回の記事でも取り上げるAspire switch 10 Vや DynaBook N40、Venue 10 Proなど、フルHD(1920×1200)ディスプレイを搭載する2in1タブレットが徐々に頭角を見せ始める中、1280×800というのは個人的には勿体ない部分となるのではないかと。
また、これまで発売されてきたWindowsタブレットの多くは32ビットOSを搭載したものであったが、このT100HAは64ビットOSを搭載している。64ビットOSは32ビットOSよりも多くメモリを使用する。
32ビットOSであればメモリ2GBでも足りなくなることはほとんどないと言えるが、64ビットOSであるT100HAでメモリ2GBというのは若干心許ないかもしれない。
ただし、解像度もメモリも、Officeやインターネット、メールなどを中心とする用途であれば不足を感じることはないだろう。
他の2in1タブレットPCがまだ発売されない中、とりあえずCherry Trail搭載機を体験してみたい方や、とりあえず一台2in1タブレットが欲しいという方はこれで十分であると考えられる。
【発表のみで未発売の端末】
Acer Aspire Switch 10 V
OS | Windows 8.1 |
画面サイズ | 10.1インチ |
解像度 | 1280×800 1920×1200 |
CPU | Atom x5 Z8300 |
ストレージ | 32GB / 64GB |
メモリ | 2GB |
公称連続使用時間 | ? |
充電ポート | USB-C(?) |
重さ | 約1.1kg |
発売日 | 2015/11頃 |
予想価格 | 約349ユーロ |
その他の特徴 |
大本命。個人的に一番期待している端末。
ディスプレイとストレージはモデルによって変動するとされているものの、最上位モデルはフルHD画質、ストレージ64GBとなると予想できる。
USB3.0とUSB-Cの両方のポートを備えているらしく、どちらかが充電ポートとなるはずだが、ここ最近はUSB-Cを充電兼用ポートとして搭載するのがトレンドであるため、表のほうでは仮にUSB-Cを充電ポートと記述させていただいた。
この機種については前々から個人的に最も注目しており、2回にわたりこのブログでも取り上げているため、気になる方は以下の記事も合わせて参照していただきたい。
Acer aspire switch 10 Vが気になる
Acer Aspire Switch 10 Vの続報が中々ない
東芝 DynaBook N40
OS | Windows 10 Home |
画面サイズ | 10.1インチ |
解像度 | 1920×1200 |
CPU | Atom x5 Z8300 |
ストレージ | 64GB |
メモリ | 2GB / 4GB |
公称連続使用時間 | 7時間 / 13時間 |
充電ポート | ACアダプタポート |
重さ(キーボード込み) | 1.094kg |
発売日 | 2015/09下旬予定 |
最安価格(2015/09/22現在) | 87,350円 |
その他の特徴 |
Windows 10・Cherry Trail搭載、フルHDディスプレイ、キーボード装着時のバッテリーは13時間、重量1.1kg以下と、モバイル機として十分な性能を押さえている。
また、通常のモデルはメモリ2GBだが、Webオリジナルモデルではメモリ4GBも存在するらしいのもポイント。
ビジネス仕様を謳っており、東芝謹製の会議資料等のキャプチャができるアプリや、ボイスレコーダーアプリなどが付属するようだ。、堅牢性の高さもアピールポイントとして挙げている。
惜しい点としては、似たような構成の他メーカー製と比較して価格がやや高いこと。それだけ品質に自信があるという証拠かもしれないが、先に紹介したASUSのT100HAと比較してもほぼ2倍というのは少々高いかなと感じてしまう。
国産機であることを考慮しても、6~7万円台であってほしかったというのが個人的な意見。
ただし、少々高くても、国産機ならではの品質とサポートを期待したいというならば、選択の余地は十分あるだろう。
ちなみに兄弟機として、8.9インチのDynaBook N29も存在するが、そちらはCherry TrailではなくBay Trail Z3735F搭載である。
もしN29もCherry Trailr搭載機だったなら、10.1未満のCherry Trail搭載機2in1タブレットとしてかなり希少性があっただろうに、と思うと少し残念。
N40もN29もカラー展開はサテンゴールド1色だが、先に発売しているN29の実物を見るに、N40も落ち着いたシャンパンゴールドといった感じで男性にも女性にも合う良いカラーだと思う。
DELL Venue 10 Pro
OS | Windows 10 Home (64bit) |
画面サイズ | 10.1インチ |
解像度 | 1280×800 1920×1200 |
CPU | Atom x5 Z8500 |
ストレージ | 32GB / 64GB |
メモリ | 2GB |
公称連続使用時間 | (?) |
充電ポート | (?) |
重さ(キーボード込み) | (?) |
発売日 | (?) |
価格 | (?) |
その他の特徴 |
以前、このブログの記事でも取り上げたVenue 10 ProがCherry Trailを搭載して新登場するよう。
現行機のVenue 10 ProのCPUはAtom Z3735Fだったが、新しいモデルはZ8300を搭載する。
まだ詳細は発表されていないものの、現行機のVenue 10 ProがHD画質/32GB、フルHD画質/64GB、フルHD画質/64GB/LTE対応の3モデル展開だったことを考えれば、新しいモデルも同様の展開になると予想しうる。
まだリーク情報のみで公式の情報が全くなく、詳細については不明な点ばかりである。
ちなみに現行機は1.3kgとそこそこの重さが個人的には惜しい点だと感じたが、Cherry Trail搭載機ではもう少し軽量化されるのだろうかが個人的に気になる点だ。
【その他】
以下もCherry Trailを搭載する2in1タブレットである。
私の記事を書く時間の都合上、現在は機種名を列挙するに留めるが、 Cherry Trail搭載2in1タブレットを購入する際は、検討の対象となるはずだ。
以下に挙げた機種については時間がある時に追記することとする。
Microsoft Surface 3 (x7 Z8700)
Lenovo Think Pad 10 (x7 Z8700)
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