IT業界で働く7つのメリット【現役エンジニアが解説】

IT業界

はやいもので、IT業界で働きはじめて5年目が経ちました。

転職も3回経験しましたが、IT業界は最高だなって最近改めて実感しています。

そこで、今回は、現役エンジニアの私が実際に働いていて思う「IT業界で働くメリット」を紹介します。

企業ごとに制度や考え方は少しずつ異なるため、ここに書いてあることが全てのIT企業に当てはまるわけではありません。

IT業界は全体的にこういう傾向があるんだなっていう感じで読んでいただければ幸いです。

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勤務時間の制約がゆるい

IT業界は、勤務時間が比較的緩やかな会社が多いです。

これは、IT企業が「裁量労働制」や「フレックス」といった勤務体系を採用していることが多いからなんです。

ざっくり言うと・・・

裁量労働制:
実際に何時間働いたかによらず、会社から与えられた仕事を完遂すれば所定の時間働いたと見なされ、所定の給料をもらえる制度。
与えられた仕事を完遂していれば、月100時間しか働いていなくても、月250時間働いたとしても、同じ評価・給料となる。
フレックス制:
決められた期間の中で所定の時間働けばOKな制度。
たとえば、毎週40時間働けばOKの会社の場合、月火水木の4日間で38時間働いた場合、金曜日は2時間だけ働けばOK。

裁量労働やフレックスを採用している会社では、「やることさえちゃんとやっていれば、働いている時間が多かろうが少なかろうが、出勤が早かろうが遅かろうがOK」という考え方が根付いていることが多いです。

私自身も、毎日10時ごろに起きて、のんびり支度して12時ごろ会社に行くような生活を送っています。
朝が弱いので、大変助かっています(笑)

私の周りでは、以下のようにうまく裁量労働制を活用している人がいます。

・子供を幼稚園に送ってから少し遅めに出社
・夜予定があるので朝7時に出社して16時に退社

自分で働く時間を決めやすい企業が多いので、ライブなどイベント、通院なども有休や半休を使わずに行けるのがいいですね。

とはいえ、勤務時間がゆるい会社でも共通しているのは、「同僚に迷惑をかけない」ことが大前提。

会議があるときは早めに出社したり、いつもより遅く出勤する日や早く退勤する日は、事前にわかっているのであれば同僚や上司などに先に伝え、業務に支障が出ないように調整をするのは当然です。

自宅勤務も可能

「リモートワーク」と呼ばれる制度があり、これを採用している会社だと会社に行かなくてもOKなんです。
会社に行かない代わりに、自宅やカフェなどの落ち着いた環境で集中して作業をすることができます。

IT業界は、このリモートワークの導入率が他の業界より高いです。

とはいえ、裁量労働制やフレックス制度に比べるとまだまだ企業の導入率はそこまで高くないので、リモートワークを採用している企業はエンジニアやプログラマーからの人気はかなり高いです。

リモートワーク導入している企業では、全く会社に来なくてもOKな「フル・リモート」もありますが、下記のような制限がついている場合もあります。

・毎週3日間までのみリモートOK
・家族の体調不良など、看病などが必要な場合のみリモートOK

幅広い「手に職」がつけられる

IT業界の仕事というと、ひたすらコードを書き続ける、「プログラミング」をイメージする人が多いかと思います。
しかし実際には、コードを書く以外にも、下記のように色々な仕事があります。

要件定義 どんなシステムを作るか、お客さんと打ち合わせをして決める。
設計 システムの全体像や、作るシステムの処理などの設計をする。
プログラミング 実際に作る。バックエンド(裏側の処理)、フロントエンド(表側の画面デザイン)など、プログラミングと一言に言っても色々ある。
マーケティング 作ったシステム・サービスを広く展開する方法や収益化の方法を考えて実践する。
コンサルティング システム開発の仕事を受注するために、システムを導入するメリットなどをお客さんに提案する。
プロジェクトマネジメント 予算管理、プロジェクトの進行やスケジュールの管理、メンバーの管理をする。
インフラ サーバーやネットワークなど、プログラムやシステムが動作する基盤の開発や維持。

こういった幅広い仕事があり、たとえ「プログラマー」という肩書きでIT企業に入ったとしても、そのうち設計やテストに作業範囲を広げたり、時にはお客さんとの打ち合わせに同行して要件定義を経験したりと、仕事とスキルの幅を広げていくことができます。

そしてIT業界のよいところは、これらのスキルが他社に転職してもそのまま使えることです。

私自身転職を3回していますが、経験が強い分野の企業受けは本当によく、仮に会社が倒産したとしても食いっぱぐれる心配はもうしていません。

年収の伸びが早い

エンジニアやプログラマーは、今かなり売り手市場です。

ですので、実力さえあれば年齢に見合わない高い給料を提示されることも少なくありません。

とはいえ、年収が上がるかどうかは、あなたの能力だけで決まるものではなく、会社の財政状況などに依存するものです。

そのため、頑張れば必ず「今の企業で年収が上がる」という保証はありませんし、IT業界の中でも、安い給料でエンジニアやプログラマーを使い倒そうとする経営者はいます。

しかし、まだまだ優秀なエンジニアは少なく、優秀であれば破格の給料を提示してでも自社にきて欲しいと考えている企業はあります。

もちろん最初に入ったIT企業で実力をつけて、給料をあげてもらうのが一番よいです。

ただ、仮に実力に見合った給料にならなかったなら、実力に見合った会社に転職すればいい、と割り切った考え方ができるのがIT業界のいいところです。

転職の幅が広い

IT業界に入ったら、次もIT業界にしか行けないんじゃないかな・・・?って思う方もいるかもしれません。

しかし、実際には、異業種・別業界への転職も結構できるんですよ。

私の周りの人でも、以下のような転職をしている人が実際にいます。

・要件定義や顧客折衝の経験を生かして、コンサルや営業に転職
・プログラミングの経験を生かして、IT研修講師に転職
・Web全般の知識を生かして、マーケティングの仕事に転職
・プロジェクトマネジメントの経験を生かして、経営者や管理者として転職
・見積や要件定義の経験を生かして、IT企業に発注する側に転職

もちろん、無条件に異業種や別業種の転職ができるわけではありません。
ただIT業界で経験したスキルが生きる仕事は多いので、経験を高く評価してもらいやすのです。

IT業界や技術に長けた人材はまだまだ不足しているため、それなりの給料をもらって異業種・別業界へ転職することも不可能ではありません。

副業OK

IT業界は、副業を明示的に許可している会社が多いです。

またIT業界の仕事自体、副業との相性がすごくいいんですよ。

仕事で身につけたプログラミングの知識で、休日にアプリやWebサービスを作って稼ぐということも可能です。

逆に、休日の副業でアプリやWebサービスを作って身につけた知識を本業に活かすことで、さらに会社での仕事の幅を広げることもできます。

楽しい

私がこの仕事を続けられている一番の理由は、なんといってもITの仕事は楽しいからです。

こればっかりは、人によります。

ただ、私はプログラミングも、技術検証も、要件定義や設計も、全部好きです。

もちろん、楽しいだけではありません。

ITの仕事は小さなバグによって数億円規模の損害を引き起こすこともあり、責任が重大な場面もあります。

また、ITの仕事は意外とはメンバーとの意思疎通や認識齟齬がない状態を維持することが重要なので、コミュニケーションも頻繁に取らなければいけません。

納期が目前に迫っている時や、システムが障害を起こしている時などは、深夜まで残業したり、徹夜しなければいけないこともあります。

それでも、私にとっては、ITの仕事は楽しいんですよ。

好きだから、メリットだけではないITの仕事を続けられているんだなと思います。

まとめ

色々書きましたが、私の結論は「IT業界は最高」です。

IT業界は「3K(きつい、給料低い、帰れない)」なんて揶揄されていたこともありますが、それはIT業界全体に言えることではなく、会社次第かなと思います。

IT業界に限らず、就職や転職の際は、残業や給料について調べ、きつそうであれば回避するのも大事なことです。

ということで、IT業界への転職を考えているなら、私はおすすめしますよ。

今回はメリットを全面に押し出した記事として書きましたが、近いうちにデメリットをしっかり伝える記事を書こうと思っています。

それでは!

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