【新卒】社会人1ヶ月目の所感。大企業ならではのメリット、デメリットという切り口で書いてみます。

SI企業に入社して1ヶ月。
人生初の初任給も満額いただき、同時にゴールデンウィークに突入したことで忙しい社会人生活にも余裕が出たため、しばらく放置気味だったこのブログを更新しようと思う。
1ヶ月目の社会人生活について、以下のテーマに分けて書いてみようと思う。
後半、やや話が就活のことに脱線してしまっているのはお許しいただきたい。

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大企業に入社することは、必ずしも正解ではない

私が入社を決めた企業は、新入社員の同期が100人を超える大企業。
まだ就活中の人にとっては、入社する企業を決める際のポイントは色々あるだろうが、その中で会社の大きさも決めるポイントのひとつとなるかもしれないだろう。
大企業を選ぶことが必ずしも正解である、と述べるつもりはこれっぽっちもない。
中小企業にもれっきとしてメリットがあり、どちらが正解か?というよりむしろ、どちらが自分に合っているか?というポイントで会社の大きさを見るほうがよい。ということで、まだ一ヶ月間ではあるが、大企業に入社してみて感じたメリット・デメリットについて書いてみようと思うので、まだ入社する企業を絞り切れていない方は、ぜひ参考のひとつとして読んでいただければ幸いである。

同期の人数が多く、多様性に富んでいる

大企業が自分に合っていると感じたのがこれ。
同期の数がとても多い。そして、様々なタイプの性格の人がいる。
私は複数の内定をいただいたが、各社、内定を受諾するか否かを決定する前に、他の同期と顔合わせする機会をくれていた。そこで思ったのが、中小企業ほど同期は似たようなタイプの人が多く、大企業ほど色々なタイプの人がいる。
また、大手企業のほうが一風変わった人が多いと感じた。これは中小企業のほうが堅実で真面目な人を好む一方、大手企業は強烈な個性を持つ人を採用する枠を設けているところが多いのではないか?あくまで私の憶測であるが…。
自分が今まで会ったことがないタイプの人や、話す機会がなかったタイプの人とも仲良くなることができる、という意味でコミュニケーションの幅を広げられるのは私にとっては非常に大きなメリットだと感じた。ただし、逆に言えば自分が関わったことがなかったり、関わってこないようにしてきたタイプの人ともコミュニケーションを取らなければいけない機会が多く出てくる、ということであり、大多数かつ多様性のあるコミュニティで上手に立ち回ることができる自身が全くないのであれば、大企業に入社することは少し検討し直す余地があるのかもしれないだろう。

研修は超充実、しかしやや放任気味

入社して一ヶ月が経過したが、毎日、研修の日々である。この研修が非常に質が良い。そしてその研修が7月まで続く。弊社に限らず、大手SIとなればほとんどの企業が新人研修を3か月ほど行うものだが、やはり3か月あるのは心強い。まだ1ヶ月目であるが研修の内容は非常にわかりやすく、かつレベルが高く、文系出身かつプログラミング等未経験の私でも確実に技術が身についてきていることを実感できている。

しかし研修の内容は充実している一方、フォローアップは中小企業に比べればやや甘く、放任気味なところがあると感じた。

たとえば、新入社員が10名程度であれば、企業の教育担当者が、毎日ひとりひとりに教えた内容が身についているか確認し、都度理解が足りない部分は定時後にでもマンツーマンで指導することは可能し、同期の中に優秀者と落ちこぼれを生み出し、同期の間に格差を生む事態にはなりにくいだろうと思う。

一方、大企業ともなれば、毎日全員に同じ教育を施すことはできても、全員にきちんと教育したことが理解されているかを把握することは難しい。情報系の大学院に進み技術を十分に学んでいた者、趣味でプログラミングをやっていた者、文系で学生時代まったくITに触れたことがない者、さまざまな人が混在する中で、全員が同じように教育を理解することはまず不可能であり、教育を受けた後、理解が足りないと感じても教育担当者の助けを待っているだけでは落ちこぼれてしまう可能性がある。自ら教育担当者に補講をお願いしたり、定時後や休日にきちんと復習を行うなりして、自ら研修を理解し、自ら足りない部分を補っていく姿勢がなければ、どんなに質の高い研修を受けても、やがて着いていけなくなってしまうだろう。

実際に私は文系出身、プログラミングはほとんど未経験の身である。しかし研修チームではバリバリ経験者ばっかりのチームに放り込まれてしまい、お手上げ寸前になるほど理解に苦しむ機会はあった。そのときは休日二日間をフルに活用して復習を行ったことで事なきを得たが、これからも休日は勉強時間に当てなければいけなくなる可能性は十分に感じている。
それでも、プログラムが動くと楽しいし、難しくてもやりがいがあると感じられるから、結果的に私はこのSI業界にはそこそこの適正はあるのだと思った。

採用はきちんと計算されている。就活は運ゲーではない

上述の通り、この1ヶ月間はとにかく研修の日々だった。
そしてその研修の内容も、SI企業ゆえIT技術ばかり勉強しているのか、といえばそんなことはなく、敬語、名刺交換などを含めたビジネスマナー、プレゼン・傾聴といったコミュニケーション力など、多岐にわたる。
また、これも上述の通り、同期の数が非常に多い。毎日毎日話したことがない人と研修中・休憩時間・定時後を問わず会話をし、時には話したことのない人のほうが多い飲み会に参加したりもして、毎日がコミュニケーション力を問われる機会の連続である。

毎日毎日、色々な人と話すのは、全く疲れないかといえば嘘になる。
しかし、個人的には小・中・高・大そしてサークルや部活を含めて、今までで一番たくさんの人とうまくコミュニケーションが取れていると思う。
自分でもここまでコミュニケーションを円滑に取れていることに驚いているほど。
やはり多様性のある同期たちとはいえ、企業側も、新入社員となる同期同士ウマが合いそうかどうか、新入社員が会社のカラーに合っているかどうか、きちんと考えて採用しているのだな、と思った。
そう考えれば、企業に採用されたことも、落とされたことも、必然であったのだろうと思う。
就活生にしてみれば面接が会心の出来であった(と感じた)にも関わらずお祈りをされたり、緊張から失言連発で絶対に失敗したと思っていたにも関わらず内定の連絡をもらってびっくりしてしたり、なんてことはよくあることだろう。

そこで就活生たちが、就活は運ゲーだからよく分からない、とか、まぐれで内定がでることもある、などと口にするのをよく耳にしてきたが、企業側は運ゲーでもなくまぐれでもなくきちんとした根拠があって内定を出しているのだ、と感じた。

面接で喋りたいことを喋れたか、なんてのは就活生側のエゴでしかない。
志望動機や自己PRを書いた通りに話せたか、質疑応答そのものに過不足なく答えられたかだけではなく、一生懸命に伝えたいことを伝えようとしている姿勢があるか、役員たちや上司、先輩社員、そしてすでに入社が決まっている同期たちと上手くやっていけそうであるか、うちの会社の新人です、と取引先の人に紹介しても気に入ってもらえそうかどうか(=取引先の人たちとも上手くやっていけそうか)、そういう様々な面から人間性や性格を見て内定を出すのだろう、と今になって思う。
ある意味では面接担当者の勘によるものかもしれないが、それでも完全な運やまぐれではない。
だからこそ、面接がうまくいかなくても、自分に合う企業に出会えるまで、もっといえば自分の性格や人間性が必要だと思ってくれる会社に出会えるまで、根気よく就活を続けることが大事だと思う。

私自身、最終面接に10社以上落ち、もう就職なんて絶対無理なんじゃないか?と思って挫折しかけていたところ、一社目の内定がたまたま出た。しかし一生に関わることなので、きちんと他の企業も見てから入社する企業を選ぼうと思い、なお根気よく就活を続けた。最終的には複数の内定をいただくに至ったが、今思えばどの企業も、自分と仲良くなれそうな同期ばかりだった。
最終的には一社に絞らざるをえなかったが、私が内定をいただいた企業のうちならば、どこに行ってもある程度はうまくやっていけるだろうと直感的に思った。

だから面接に落ち続けても、私という人物がたまたまその企業のカラーには合わなかった、と考えてどんどん次に行くことを考えてほしいと思う。

終わりに

社会人生活の感想について書くつもりだったのだが、書きたいままに書き殴っていたらいつの間にか就活の話に脱線してしまったのはなぜだ?文章を書く前にある程度のプロットを練らなかったからだな。

まあ、そのうちきちんと書き直します。

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