プログラミングスクール、ぶっちゃけ必要?独学でプログラマーになった私の結論

IT業界

最近、「プログラマーになりたい」という友人に話を聞くと、ほぼ必ず聞かれるのが、「プログラミングスクールって通った方がいいの?」という質問です。

「プログラミングスクール」が、これからプログラマーを目指す人たちの中でかなり存在感と認知度を高めているんだなと感じます。

今回、この「プログラマーになるために、プログラミングスクールに通った方がいいの?」という質問について考えていきます。

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筆者の経歴を紹介

この記事を書いている私は下記の通り、完全に独学でプログラマーになった経緯があります。

・高校生の頃、独学でHTMLやCSSを学びWebページを作っていた
・大学生の頃、独学でプログラミング(Java)の勉強を始めた
・プログラミングスクールには通わなかった
・今ではエンジニア歴5年目になり、エンジニアとして満足な収入を得られるようになった

なので、プログラミングスクールに通うべきか、独学で勉強すべきか迷っている人にも、適切なアドバイスができるかと思います。

結論:独学だけでエンジニアにはなることは可能

いきなり結論ですが、プログラミングスクールに通わなくたって、エンジニアになることはできます。

実際、プログラミングスクールというモノが世間に広く知られるようになったのは、ここ数年の話。

一方で、プログラマーやエンジニアという職種は、2000年代からずっとあるわけで。

これからエンジニアになる人はともかく、これまでエンジニアとして働いてきた人は、ほぼ全員がプログラミングスクールに通わずにエンジニアになってるわけですよ。

じゃあ、プログラミングスクールの存在意義が完全にないのか?と言われると、そういうわけでもないです。

そのあたりを以下で整理していきます。

プログラミングスクールの存在意義を考える

独学だと時間がかかる

学生時代に私がプログラミングも含めたITの勉強に費やした時間は、およそ「250時間」です。

250時間の中には、プログラミングだけではなく、下記のようなプログラミング以外のIT知識の勉強時間も含めています。
・ネットワーク
・サーバー
・データベース
・ハードウェア

勉強のために、夏休みや春休みの大部分の時間を消費してきました。

私は文系の学部かつ、周りにプログラミングをやっている人がいないという状況でした。

そのため、

・大学で情報や電子工学を学んでいた人
・周りにプログラミングの勉強をサポートしてくれる仲間がいる人

であれば、もっと短い時間で大丈夫なのかもしれません。

なぜ私がこんなに時間がかかったのかと言えば、下記の3点に集約されます。

・エラーやバグの解決で延々と時間が消費されていた
・必要ない知識まで勉強していた
・モチベーションの維持が難しかった

このあたりをさらっと解説します。

エラーやバグの解決で延々と時間が消費されていた

初心者にとって、プログラミングはつまづくポイントが山積み。

実際にプログラミングをやってみると、「エラーが発生して画面が表示されない」「バグの原因がわからない」ということが頻繁に起こります。

コードを書く前の環境構築と言われる作業ですら、つまづくポイントはたくさんあるんです。

独学でつらいのは、こういったエラーやバグを一人で解決するしかないこと。

ググったり、本を読んだりして解決方法を探している間に一瞬で時間を消費してしまうことがよくあります。

プログラミングスクールは、オンラインにせよ対面にせよ、つまずいた時に講師や仲間にさくっと質問して解決し、どんどん次に進めるという点は大きなメリットです。

必要ない知識まで勉強していた

ITの知識ってかなり膨大で、例をあげるとキリがないぐらい色々なものがあります。
プログラミング、ネットワーク、データベース、ハードウェア、セキュリティ、アルゴリズムなどなど・・・。

初心者にとって、「どれが勉強しなければいけないことか」「どれが今は勉強しなくていいことか」を判断することはかなり難しいです。

その結果、本当は今勉強する必要がないことまで手を伸ばしてしまい、遠回りをしてしまいがちです。

しかし、プログラマー5年目となった今の私では、どれが必要だったかが、はっきりわかります。

振り返ってみれば、「これはあの時勉強する必要はなかったな」とわかるのです。

プログラミングスクールは、現役プログラマーや元プログラマーが講師をしています。

そのため、必要な勉強範囲をしっかりと理解しており、必要な知識だけを厳選して教えてくれるので、独学よりも圧倒的に最短ルートを走ることができます。

モチベーションを保ちやすい、挫折しない

上記で書いた通り、独学だとエラーやバグの解決に延々と時間がかかったり、勉強時間がかなり必要なので、途中で挫折してしいがちです。

スクールであれば、わからないことが講師が教えてくれますし、一緒に転職を目指す仲間ができるため、圧倒的にモチベーションを保ちやすいです、

またプログラミングスクールは、標準勉強時間をを3ヶ月と定めているところが多いことから、だらだらと勉強をすることなく、一気に知識をつけてそのまま転職まで走りきることができます。

IT業界の就職・転職は、「実績」「成果物」ありき

ちょっと話が逸れます。

採用担当者が、未経験者がIT業界へ就職や転職する人を採用するにあたり、評価・重視することは何だと思いますか?

「プログラミングスクールに通っていたこと」
「やる気があること」

これらは、ゼロではありませんが、かなり比重としては小さいです。

ぶっちゃけると、

「勉強した知識でこんなアプリを作った」
「自分で書いたソースコードを一般公開した」

というような、実際に作った「成果物」が重要視されます。

「独学で○時間勉強しました」「プログラミングスクールに通っていました」と口だけで言ったところで、「で、結局何を作ったの?」と言われてしまいます。

経験者の場合は「職務経歴」自体が成果物となりますが、未経験者の場合は実際に動くアプリケーションなりWebサービスなりを作り、それを「ポートフォリオ」という形で成果物を提出するのが一般的です。

つまるところ、「独学」だろうが「プログラミングスクール」に通おうが、優秀なポートフォリオを作り、それをweb上に公開して、転職先の人に見てもらうことができれば、それでOKなのです。

とはいえ、独学だけで作り上げたポートフォリオと、エンジニア経験者に指導を受けながら作成したポートフォリオ、クオリティが高いのはほとんどの場合後者になるのではないのでしょうか。

もちろん、独学だけでもものすごく優秀なポートフォリオを作っている人は全然います。

ただ、同じ時間をかけて作成する場合、間違いなくプログラミングスクールで指導を受けながら作成するほうがよい成果物を作ることができるのではないでしょうか。

転職保証がある

世の中のプログラミングスクールには、「転職保証」を明言するところが多く出てきています。

「転職保証」とは、「IT企業に転職できなければ、スクールだいを全額返金する」ことを約束し、確実に転職までをサポートするものです。

これは、スクール自身が、「IT市場に必要とされるレベルまで受講生を引き上げる」「市場で評価されるポートフォリオを作らせる」自信がある証拠でもあります。

また、スクールに通っていることで、下記のロジックで独学よりも高い年収を最初から得られる可能性も高くなります。

・面接でもIT系の質問に十分な回答ができるようになる
・良質なポートフォリオを転職先に提出できる

・面接で高い評価を得やすい

・独学よりも最初から高い年収を提示される可能性が高くなる

というメリットがあり、結果的に最初から高い年収を提示されやすいという
また、前の項でも触れましたが、プログラミングスクールで指導を受けながら作るポートフォリオのほうが、独学で作るポートフォリオのほうが質が高くなるのは言うまでもないと思います。

そういう意味で、仮に年収保証してないプログラミングスクールだったとしても、指導を受けながら質の高いポートフォリオを企業に提出できるため、内定率も提示年収も、結果的に独学よりは高くなりやすいです。

独学とプログラミングスクール、改めてどちらを選ぶべきか

色々書きましたが、結局一番大きいのは、「勉強時間を大幅に節約できる」この一点に尽きるのではないかと思います。

ここを踏まえると、下記の通り「独学が向いている人」「プログラミングスクールが向いている人」という風に分けることはできるかと思います。

独学が向いている人

・大学生などで時間が余っている人
・根気強く勉強を進められる人
・目先の年収はそこまで求めない人

プログラミングスクールが向いている人

・社会人などで勉強時間を十分に確保できない人
・トラブルや疑問点は一人で悩むより聞いてすぐ解決したい人
・最初からある程度の年収が欲しい人

まとめ

最初に書いた通り、私自身は独学でプログラマーになっていますので、別にプログラミングスクールに通っても通わなくてもプログラマーにはなれる、というのが私の結論です。

しかし、今の時代であれば、プログラミングスクールに通うメリットも中々大きいんじゃないかと思います。

どちらが自分に合っているか、よく検討することをおすすめします。

とはいえ、転職求人はナマモノなのでタイミングが大事。

いい求人を見つけたらすぐ応募できる状態になっているのが理想なので、勉強を始めるなら1日でも早い方がいいです。

情報収拾はそこそこに、独学だろうがスクールだろうが、やると決めたら一気に突き進んでいきましょう。

おまけ

独学の人におすすめのサイト

世界最大級のオンライン学習サイトUdemy
シリコンバレー発のプログラミング教材サイト。スクールと違いチャットサポートなどはありませんが、質の高い講義が独学を強力にサポートしてくれます。料金も1コース1300円〜と格安で、返金保証もあります。

プログラミングスクールに通う人におすすめのスクール

【TECH::CAMP】
教室に通い、対面で講師から受講する形式のスクール。無料体験があるので、まずは体験してから本格的にやるか決めるのが吉。60時間という短時間ながら密度が濃く、すでに受講生が10000人を超えている実績と、エンジニア転職保証の安心感で、しっかり勉強に集中できます。色々なスクールを見ましたが、本当にエンジニアになりたいならここ以外ないなという感じです。
TechAcademy [テックアカデミー]
自宅で本格的に学ぶなら。講師とビデオ通話やチャット、課題レビューなができるため、自宅にいながらスクール並みのサポートを受けることができます。1週間の無料体験コースがあるので、まずはこちらをやってみてから継続するか決めるとよいです。

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