転職エージェントの正しい選び方【状況による使い分けがポイント】

就職・転職

私は新卒で働き始めてから、2回転職をしています。
転職エージェントを利用して良かった点、いまいちだった点など色々ありますが、それらの経験を踏まえて分かった転職エージェントの正しい選び方について書きます。

私自身はIT業界で5年以上働いていることから、若干IT業界寄りの内容となっていますが、この記事で書いている内容(転職エージェントの選び方・考え方)は他の業界の転職でも通用するもので、ぜひ参考にしてみてください。

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特に読んでほしい方

・初めて転職エージェントを利用する人
・転職エージェントを利用して転職活動を進めているが、上手くいっていない人
・過去に転職エージェントを利用して失敗したと思っている人

転職エージェントとは

「転職したい人」「人を採用した企業」をつなぐ仕事をしている人たちです。
転職したい人は、転職エージェントを利用することで、下記のようなたくさんのサポートを受けることができます。

・転職すべきかどうかの相談
・キャリアパスの相談
・希望年収や業界、職種に合った企業の紹介
・企業との面接のセッティングや、日程調整の代行
・履歴書や職務経歴書の書き方の相談
・面接対策
・内定後の年収交渉の代行

上記のように、「面談で何でも聞くことができる」ことや、「企業探しや面接の設定、日程調整を代行してもらえる」ことが大きなメリットです。

面談というとハードルが高く感じるかもしれませんが、転職エージェントは完全無料で利用することができます。

面談したからと言っても、必ずしも転職活動を開始する必要はないですし、「今はまだ転職する時じゃないな・・・」と思ったら、それを転職エージェントに伝えればそれで話は終わります。

なので、「転職したいなあ・・・」と少しでも思っているなら、あまりハードルを高く感じず、まずは面談に行ってみることをおすすめします。

転職エージェントの種類について

転職エージェントは大手から中小まで100社以上あります。
しかし、大きくは下記の3種類に大別することができます。

・総合転職エージェント
・業界特化エージェント
・年代特化エージェント

それぞれについて、次の項で簡単に解説します。

総合転職エージェント

広い業界・職種、年齢の方の転職に対応した転職エージェントです。
とくに、地域については全国に支社を持っている転職エージェントもあり、転居を伴う転職にも対応可能な転職エージェントもあります。

総合転職エージェントの例
DODA

業界特化エージェント

特定の業界、職種への転職に強みを持つ転職エージェントです。

たとえば、ITエンジニアの転職エージェント、看護師や医療業界の転職エージェント、マーケティング業界の転職エージェントなど、各業界に強みを持つ転職エージェントがそれぞれ存在しています。

業界特化エージェントの例
ワークポート(IT・ゲーム・クリエイター業界)
【Tech Stars Agent】(IT・Web業界)

年代特化エージェント

特定の年齢や経験値を持つ方の転職に強みを持つ転職エージェントです。

たとえば、20代や既卒に強い転職エージェント、30代の転職に強い転職エージェント、40代や管理職経験のある方の転職に強い転職エージェントなどがあります。

年代特化エージェントの例
マイナビジョブ20’s(既卒・第二新卒)

転職エージェントの選び方

自分の置かれた状況によって、どの転職エージェントが最適かは、変わってきます。
下記に具体例のケースを記載しますので、参考にしてみてください。

行きたい業界が明確な場合

行きたい業界が明確な場合は、自分の行きたい業界に強い業界特化のエージェントに登録するのが最も早いです。
たとえば、「IT業界でプログラマーをやりたい」と心に決めている場合は、IT業界に強い業界特化エージェントを選びましょう。

IT業界に強みを持つ業界特化エージェントの例
ワークポート(IT・ゲーム・クリエイター業界)
【Tech Stars Agent】(IT・Web業界)

逆に、業界や職種にあまりこだわりがない場合や、自分に向いている業界や職種が分からない場合は、業界特化エージェントは適切ではありません。
幅広い業界や職種から、合うものを転職エージェントと相談しながら進めるのがおすすめなので、総合転職エージェントや年代転職エージェントを使うべきです。

社会人経験が浅い・スキルに自信がない場合

既卒になってからの就職や、社会人経験1〜3年目での転職(第二新卒)となる場合は、年代特化エージェント、その中でも20代に特化した転職エージェントがおすすめです。

20代の転職エージェントは、既卒や第二新卒の転職事情に詳しく知見が深いため、これからのキャリアの歩み方や、自分に向いている職業が分からない場合でも、本音ベースで相談しながら決めることができます。

また紹介してくれる求人も、未経験歓迎のものが多いため、せっかく紹介されたけど経験不足で応募できないな・・・というようなことがなく、書類選考や面接をサクサクと効率よく進めることができます。

既卒・第二新卒に強い転職エージェント
マイナビジョブ20’s

Iターン・Uターン転職・東京への上京など、転居を伴う転職を考えている場合

「今は東京だけど実家の近くで働きたい」、「地方転勤中だけど転職して東京に戻りたい」といった場合は、全国に支社がある総合転職エージェントがおすすめです。

個人的におすすめなのは、私自身の転職でも利用した「DODA」です。
DODAは全国8箇所に支社がありますので、関東以外の地域でも面談を受けることができます。

そして、最も大きなメリットとして、面談を受けている地域以外の求人も紹介してもらうことができます。

逆に、東京で面談を受け、関東以外の求人を紹介してもらうことも可能です。

転職エージェントを利用すると、面談の日程もまとめて調整してもらえるため、遠くの地域に面接に行く場合でも、複数社まとめて同じ日に設定してもらえたりということが可能で、交通費と時間を節約することができます。

余談ですが・・・私自信、初めての転職は「地方転勤からの東京復帰」が目的のひとつであり、「地方から東京に転居する」ことを前提とした転職だったので、このメリットはと本当に大きかったですよ。
遠方への転職は、そもそも情報収集が困難なので、転職エージェントに色々教えてもらえるのはかなり助かります。

ということで、転居を伴う転職を考えている方には、総合転職エージェントがおすすめです。

転居を伴う転職にもおすすめの総合転職エージェント
DODA

行きたい業界もこれからのキャリアも、とにかくまずは相談したい場合

これまでと同じ業界・職種に転職すべきか、新しい業界・職種に挑戦するか。
マネジメントとスペシャリスト、どちらのキャリアに行くべきか。

こういったことを迷っている場合は、「総合転職エージェント」に相談するのがおすすめです。

総合転職エージェントは、幅広い業界・職種、地域、年齢向けの求人を持っていることが一番の魅力です。

たとえば、「今は不動産で営業職をやっているけど、じつはWebマーケティングの会社で企画の仕事でも今の経験が活かせるかも・・・?」みたいに、転職エージェントと話しているうちに全く考えてもいなかったような道が見えてくることもあります。

おすすめの総合転職エージェント
DODA

まとめ

転職エージェントを3つの切り口に分けて紹介しました。

転職は思った以上に考えることが多いです。
転職エージェントに相談して考えを整理したり、面接のセッティングや日程調整をしてもらうことで転職活動を効率的に進めることができます。

それでいて完全完全無料で利用できるのですがから、転職を成功させたいのであれば、利用しない手はないですよ。

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