ダメ人間でも、仕事ができなくても、みんな普通に社会人をやっている

生き方

社会人になって感じたことのひとつが、「仕事ができない人」って世の中に実はたくさんいて、でも案外みんな社会人として普通に生きているんだなってこと。

僕は、学生の頃、社会人ってすごいなって思ってたし、自分は社会人は絶対向いていないと思っていた。

僕は超ロングスリーパーで寝坊しがちだし、コミュニケーションも得意なほうじゃないし。

飲み会ではいつも主役じゃなくて端っこの人だし。

忖度も上手じゃないから、目上の人に好かれないことも多々あったし。

だから、新卒ではめちゃくちゃ就活頑張って正社員というポジションをつかみ取ったけど、そう遠くないうちにフリーターになるだろうなと思ってた。

自分が社会人としての責任感やルールに耐えられなくなるのが先か、仕事ができなくて首を切られるのが先か、それは分からないにしても。

正直、自分の中では3年か5年でもう無理ってなって社会人やめるだろうなと思ってたけど、結局5年たった今、全然普通に社会人をやっている。

僕は未だにロングスリーパーで、毎日9時間しっかり寝て毎日13時ごろ会社に出社すると生活を送っている。

毎日9時に出社して、兵隊のように働いている人からしたら、僕みたいな生活ははっきり言って社会人失格だろう。

でも、実際には僕みたいな人間でもちゃんと働ける場所はある。

むしろ自分はいいほうで、突然の無断欠勤を繰り返す人、毎日15時ぐらいに出社してくる人、同じミスを何回も繰り返して毎日同じことで怒られている人、そんな人をたくさん見てきた。

自社だけじゃなくて、他社も含めて。

僕が言いたいのは、自分がマシとかそういう話ではなくて、そういうダメ人間でも、普通に社会人になって、怒られたり呆れられたりしながらも、なんだかんだ普通に社会人としての生活を送っているということ。

もちろんそれができるのは、日本特有の圧倒的な解雇のハードルの高さもあると思う。

でも、現状としてだよ。

社会人って、別にそんなにすごい人たちばっかりじゃないんだよってことが言いたい。

僕は上にも書いたけど、朝はかなり遅いし、必要以上のコミュニケーションはあまり取っていない。

年上相手でも、対等前提でダメならダメって言うから生意気に見えるだろうし、いわゆる「できた社会人」ではない。

でも、今の会社ではそんな自分をちゃんと認めてくれて、きちんと居場所を与えてくれている。

出社時間が遅いのも大目に見てくれているし、年上の先輩の意見を否定して自分の意見をハッキリぶつける癖も、なんだかんだプラスに評価してもらえている。

実は前の会社はこのあたりかなり厳しくて、自分の意見を言ったら「いや、俺の方が経験長いから分かってるんだよ。ほんとにそれで責任取れるの?」って毎回詰められたんだよ。

同じように仕事してるだけだし、自分のダメな部分も働き方も変わってないのに、環境が違うだけで、こんなに見られ方も評価も変わるのかって思ったんだよね。

まあ出社時間を大目に見てくれているのは、出社時間・退社時間が自由な勤務制度(裁量労働制)だからってのが大きいんだけど。

でも、そういう制度を採用している会社が多いIT業界を選んで働いているので、そこはちやんと自分のダメな部分がマイナスにならない環境をちゃんと選べているし、そういうダメな部分を認めてくれる会社もあるってこと。

そうじゃなきゃ、こんなに多くの人が、普通に社会人生活送っていないよ。

思ったより、「社会人のハードル」は低い。

だから、僕が昔の自分に言いたいことはふたつ。

ひとつめは、自分が社会人に向いていないなって思う人でも、それは社会人になってみてから考えればいいと思うってこと。

ふたつめは、ダメな部分はみんな必ずあるけど、ダメな部分があまり問題にならない環境もあるから、そういうところで頑張ればいいんだよってこと。

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