ついに!!VAIOの新モデルとして、昨日VAIO SX14が発表されましたね!!!
私は初代のVAIO S11を所有しております。
先月買ったMacBook Pro 13が現在ではメインマシンになってしまいましたが、
つい最近まではVAIO S11をメイン機として使用しており、VAIO特有のこだわりは非常に気に入っておりました。
(旧S11、現行S11について書いた記事はこちら)
そんな中、VAIOから新モデルが出るということで、さっそく現行のS11/S13と比較して良くなった点、惜しい点を好き勝手に書いていきたいと思います。
MacBook Proとの二台持ちも考えているため、その観点も含めて書いていきます!
【2019/7/15追記】
VAIO SX12が発表されました!
VAIO SX14と同じハイエンドモデルながら、サイズ感はSX14より小さいモデルですので、SX14とSX12どちらを買うべきか検討してみるのもよいかと思います。
SX12を店頭で触ってみた感想などを書きましたので、こちらも併せてどうぞ。
目次
良くなった点
- 狭ベゼル採用
- USB-C採用、さらにPower Deliveryも対応
- 4Kアンチグレア液晶
狭ベゼル採用
ベゼル(画面の外枠)がかなり狭くなり、ひとつ前のモデル(S11/A12/S13)よりも一気に今風のデザインになりました。
この狭いベゼルは「ベゼルレス」と呼ばれており、DELL XPS13から始まり、今ではNEC、Lenovo、ASUSまで多くのメーカーが採用するに至るほどの静かなブームとなりましたが、VAIOではこれまでずっとベゼルレスに対応しておりませんでした。
つい最近、2018年11月に発表されたVAIOの新モデル「A12」では、ベゼルレスになるどころか既存のS11/S13よりもベゼルが分厚くなっており、VAIOはベゼルレスに迎合するつもりはないのか・・・と少しがっかりしていたところだったので、これはかなり嬉しいニュースです。
(そもそもA12はタブレットとしても使える2in1なので、ベゼルが分厚いのはむしろ妥当だと言えます。)
USB-C採用、さらにPower Deliveryも対応
私の所持している、初代Vaio S11はUSB-Cに対応していましたが、2017年のモデル刷新によって、S11/S13からはUSB-Cが消滅しておりました。
その後、A12にはUSB-Cが搭載されましたので、次のS11/S13のモデルチェンジのタイミングでもしかしたらUSB-C搭載くるかも・・・!?と期待していたのですが、
モデルチェンジどころか、S11/S13の上位互換と言えるモデルで搭載が来るとは。
「Power Delivery」は、USB-C端子から充電ができるという機能で、現行のMacBook Proや一部のWindows PCで採用されています。
USB-Cは現在多くのAndroidスマートフォンでも採用されており、スマートフォンと同じ充電器で充電できるようになるという点でも非常にありがたいです。
最大W数が気になるところではありますが、MacBook Pro 13の充電器と併用できたら言うことなしですね。
4Kアンチグレア液晶
単純に4Kは4Kで嬉しいのですが、もっと嬉しいのが、「4Kかつアンチグレア」という点だなぁと個人的に思います。
最近はだいぶ3K、4K搭載モデルも増えてきたなと思います。
ただ、世に出ている3K、4K搭載のパソコンって、ほとんど全てがグレア液晶なんです。
(DELL XPSシリーズでも、FHDモデルはアンチグレアなのに、4Kモデルはグレアだったりします。)
もちろん、グレア液晶はめちゃくちゃ色味が綺麗なので、ピクセルの細かい4Kとの相性は抜群です。
ただ、やっぱりグレア液晶は自分の顔や蛍光灯が映り込むので、集中力が切れやすかったり、目が疲れやすかったりします。
ただ、4Kのメリットは何も液晶がきれいなだけでなく、作業スペースが広く使えるというビジネス面でのメリットもあります。
4Kとアンチグレア液晶の組み合わせはビジネス向けPCという点ではかなり良いのに、中々世の中には出回っていないのでこれもかなり嬉しい点です。
惜しい点
- USB-CがThunderbolt 3には非対応
- 画面の縦幅が16:9では足りない
- 11〜12インチ版もあれば尚良い
USB-CがThunderbolt 3には非対応
今の私からすると、VAIO SX14の購入を見送る理由はこの1点に集約されます。
USB-CとThunderbolt 3は端子の形状は同じですが、別のものです。
Thunderbolt 3にも対応していれば、自宅や社内ではThunderbolt 3のケーブル一本を接続するだけでデスクトップパソコンになり、社外に持ち出すときは、社外のプロジェクターがVGAだろうとHDMIだろうと接続できる最強のマシンになり得ます。
VAIOのこだわりとして、そもそもUSB-Cに頼らずとも、VGAやHDMI、USB-A、有線LANなどのレガシー端子をフル装備しているという点があり、これは非常にありがたいのでこれは引き続き続けて欲しいと思っています。
しかし、同じようにレガシー端子をフル装備しており、ビジネス向けという役割も被っているLet’s NoteではThunderbolt 3がすでに搭載されています。
最初にも書いた通り、現在はMacBook Pro 13が私のメインマシンです。
MacBook Proの何が良いって、Thunderbolt 3端子とドッキングステーションをつなぐことによって、1本のケーブルで外部ディスプレイもUSBキーボードもマウスも、有線LANも、すべて接続できてしまうことです。
今、私の自宅ではMacBook Proをとドッキングステーションを接続して使用していますが、
もしVAIO SX14がThunderbolt 3に対応していれば、ケーブル一本を差し替えるだけでMacBookとVAIO SX14をどちらもデュアルディスプレイのデスクトップPCとして使用することができます。
USB-C用のドッキングステーションもあるにはあるのですが、Thunderbolt 3よりも転送できるデータ量が少ないことから、ディスプレイ接続の上限が4k@30hzであったりと少しデメリットがあります。
画面の縦幅が16:9では足りない
VAIOだけじゃなく、世間的な流れとして、今は16:9液晶の採用が進んでいて、それ以外の比率の液晶は数えるほどしかないのが現状です。
なので、贅沢な要望かもしれないのですが・・・。
とはいえ、個人的には16:9では狭く、ビジネス用途ならもう少し縦幅が欲しいなぁというのが正直なところです。
16:9だと、縦はもう少し欲しいのに横は持て余してしまいます。
同じビジネスモバイルのLet’s Noteでは、ほとんどのモデルに16:10液晶を軒並み搭載しているので、もしVAIOが最強のビジネスモバイルを目指すのであれば、次のモデルではせめて16:10は欲しいところ。
Surface LaptopやHuawei MateBook同様、縦をもっと伸ばして3:2にしてくれたら最高です。
これもMacBook Proとの比較になってしまうのですが、MacBook Proに乗り換えて最も感動したことのひとつが、16:10液晶で作業領域に余裕があることでした。
縦幅があると、プログラミングも、ブログ執筆も、快適ですよ。
11〜12インチ版もあれば尚良い
今回のSX14は、ベゼルレス化によって「13インチ画面のS13と同じフットプリント(パソコンのサイズ)なのに、14インチ画面を搭載」というのが売りです。
ならば、同様に「11インチ画面のS11と同じフットプリントなのに、12インチ画面を搭載」のモデルがあってもいいのではないでしょうか・・・!?
要は、SX14のもっと小さいモデルがあったらいいなあ、ということです。
10〜12インチクラスのラップトップは現在かなり少なく、あったとしてもベゼルレスでなかったり、端子類がかなり少なかったり、スペックの上限が低かったり、LTE非対応だったり、デザインが好みではなかったり・・・と、全てを満たすものは中々なかったりします。
SX14の性能のまま小さくなったラップトップが発売されれば、このあたりのサイズ感のパソコンの中で全ての要求を満たす最強の王者になり得ると思いませんか?
まとめ
惜しい点を結構上げておりますが、S11やS13が発表された時に惜しいと思っていたことは着々と改善されてきています。
なので、次のモデルではもっと進化して、最強のビジネスモバイルと呼べるにふさわしくなっているかもしれないという期待を抱かせてくれる進化だと言えます。
もしMacBook Proを買っていなかったら、購入候補に入っていたと思います。
惜しい点もあるにはありますが、総じてかなりいいものだと思います。
お金に余裕ができたら、サブ機としてめちゃくちゃ欲しいなぁ。。。
VAIO公式ホームページはこちらです。
https://vaio.com/products/sx141/
追記
Power Deliveryの充電性能について誤った記載がありました。(Twitterにてご指摘いただきました)
該当の文言は削除させていただきました。
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